愛するには短すぎる/ネオ・ダンディズム!-男の美学-

愛するには短すぎる/ネオ・ダンディズム!-男の美学-

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船上という限られた場所、4日間という限られた時間の中で起こった束の間の恋。それゆえの純粋さと狂おしさ、素晴らしさを切なく美しく描き出す。  資産家であるウォーバスク家の養子であるフレッド・ウォーバスクは、英国留学を終え、友人のアンソニー・ランドルフと共にサザンプトンからニューヨークへと向かう大西洋横断豪華客船の船上にいた。養父の事業を継承すべく帰国の途にあったのだ。  航海初日、彼はバーバラ・オブライエンという女性と知り合う。彼女は船のバンドに所属するショーチームのメンバーだった。この航海を最後に故郷に戻り、小学校の教師をする予定だという。  その日の夜、フレッドはバンドのマネージャーから言い寄られて困っているバーバラを助ける。し彼女は母親の治療のためにその男から借金をしていたのだった。フレッドはバーバラの話から、二人は幼馴染みだったことを知る。しかしフレッドは資産家の娘ナンシー・ブラウンと帰国後婚約をすることが義務付けられていたのだった。フレッドは、人が羨む今の境遇は、自身の努力と才能の結果であるには違いなかったが、果たして自らが選んだ道だと言えるのだろうかと悩む。友人のアンソニーは、そんなフレッドの思いを鋭く見抜いていた。  翌日、フレッドからバーバラを紹介されたアンソニーは、彼女に一目ぼれしてしまう。彼女の借金を知ったアンソニーは、それを肩代わりすべくフレッドに借金を申し込む。バーバラが救われるならとフレッドは承諾するが、時ならぬライバルの出現に心中穏やかではない。  男二人の友情と恋の鞘当。フレッドとバーバラの微妙な心の推移。そんな想いを乗せ、船はニューヨークへと進んでいく。航海が気持ちの整理に力を貸してくれるだろう。そう願って船のタラップを上ったフレッド。自らの生き方にどのような答えを見出すことができるだろうか……。  なお、この公演をもって主演男役・湖月わたるが退団する。 【ネオ・ダンディズム!-男の美学-】1995年、真矢みきら花組によって上演し好評を博した『ダンディズム!』のような色合いを持つ、宝塚の男役の美学を追求した、ロマンチック・レビュー。激しいダンシング・シーン、熱いストーリー・バレエ、感動的なコーラスと群舞などにより構成された、ロマンチックでエキサイティングなレビュー作品。

ランタイム: 1:47:31 数分

品質: HD

リリース済み: Oct 06, 2006

IMDb: 10

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