Ａ・パチーノの初監督作品。シェイクスピア作品では難解とされる、『リチャード三世』の映像化をめぐるドキュメンタリー。彼は主演の他、製作とナレーション台本も共同で担当している。出演者はみな俳優である自分自身として登場し、映画化のためのディスカッションやリハーサルに加え、実際に扮装、演技までする。これに街頭でのインタヴューやシェイクスピアの生家の探訪、シェイクスピア作品ゆかりの俳優のインタヴューが挿入される。これらは『リチャード三世』のストーリーに沿って展開されるが、前記の模様が様々にモンタージュされ、配役や作品の解釈は言うに及ばず、シェイクスピアやその作品の解釈、それに取り組む様を浮き彫りにしていく。単なるメイキングにとどまらず、演じる様子だけでなく、映像化された画面や、映像化に向けての様々なアプローチを取り入れることにより、親しみのある作品に仕上がっている。劇中インタヴュー出演はＪ・ギールガッド、Ｋ・ブラナー、Ｖ・レッドグレイヴ、Ｄ・ジャコビ、Ｊ・Ｒ・ジョーンズ、Ｋ・クライン。全米監督組合でドキュメンタリー部門の監督賞を受賞。
ジャンル: ドキュメンタリー
出演者: Al Pacino, ウィノナ・ライダー, ケヴィン・スペイシー, アレック・ボールドウィン, Aidan Quinn, Harris Yulin
クルー: Al Pacino (Director), Al Pacino (Writer), Frederic Kimball (Writer), ウィリアム・シェイクスピア (Original Story), Al Pacino (Producer), Aude Bronson-Howard (Costume Design)
国: United States of America
言語: English
スタジオ: Chal Productions, Jam Productions, Fox Searchlight Pictures
ランタイム: 112 数分
品質: HD
リリース済み: Oct 11, 1996
IMDb: 4.245
キーワード:performance art
